ラヂエーターウォッシャースプレー(2003.6.8)
Zのエンジンルームの熱気は凄いものがありますね。
夏場は熱ダレしてしまって動きもニブくなり、最悪はオーバーヒートになりうります。

そこで、インプレッサに多分オプションで付いてくるんだと思いますが、水をスプレーすることにより、ラジエーターをクーリングしてやり水温をある程度下げる事を目的とした物を作ってみました。
自分はボンネットにシミ残るのが嫌でウォッシャー液は使わないので、ホースだけ移設すれば済みそうなんですが、ウォッシャー液を散布するとワイパーも自動で動いてしまうので使えません。ですので、別ユニットを増設しウォッシャータンクから水を供給する方法をとりました。

NAはインタークーラーが無い分スペースはあるのですが、ターボも意識して作ってみました。
前期2シーターはリアにタンクがあるのでダメですか?

画像はヤフオクで新品を落札した三菱のEK-WAGON用のウォッシャーポンプです。
これをあえて選択した意味はありません。新品で1,000円だっただけの事です(^^;)
ですので、普通のモーターポンプのように電源が+12Vとグランドの2極の物であればなんでもかまいません。
Z用のポンプも画像サイズくらいなのでイィと思いますが、ポンプ単品で購入できるかはディーラーや部販へ問い合わせて下さい。
モーター・ノズル・ホースジョイント以外はホームセンターで購入可能です。

とりあえず、電源ケーブルをハンダ付けして動作確認。
テスターで電流値を計ると、突入電流で2.6Aくらいで通常1.13Aほどでした。
ですので、ヒューズは3Aを選択しました。

画像のピンクのホース(耐熱・内径φ4mm)2mは園芸で使う散水用のホースです。小径側が水の出口です。
試しにホースをはめたら外れなくなってしまった(^^;)

水の入口側のホース内径はφ17mm。
ウォッシャータンクの注ぎ口にホースを挿入して水を供給する予定なので、細いホース(画像のピンク色のホース)にしなければなりません。
画像のように外径φ13mm長さ2cm程のこれまた園芸の散水用のホース、左の白色のホースジョイントはバックスなどで売っているジュラコン製で内径φ4〜φ8mmの変換ホースジョイント。
このセットで入口、出口ともピンク色のホースを使用可能となりました。

下の画像のように外れないようにネジ込みます。

次にポンプの固定をします。
このポンプはどこにも固定できるようなところがなかったので、画像のホースバンド(φ32mm用)と下の画像のステーで挟む事にしました。
ポンプの外径は30mmでした。回転しないように、内側に1mm厚の両面テープを貼ります。

M8のボルトナットで片側だけ締め付けます。
車体へ固定しなくてはならないので、方側だけです。

ポンプを車体へ固定します。

画像の矢印部に純正の6角ボルトがあるのでそこを利用しました。
ハイキャスが付いている車は別の場所へ設置して下さい。

画像のように、ウォッシャー液の注ぎ口のフタにφ8mmの穴を開けてホースを挿入。
フタに液量確認のホースが付いていますが、ピンクのホースの長さはそのフタに付いているホース+20cmくらい。

これでポンプの設置は終わりです。後で電源をとります。
肝心のスプレーノズルですが、ボンネットへ付けるウォッシャーノズルを使用。画像は90度角に散布できるらしい後付けパーツです。
バックスで購入。2,400円くらい。高い!!(><)
ノズルの取付ですが、取付場所・角度で散水範囲が決まるので、どこへ取り付けようか悩みました。

バンパーに付けようと思ったのですが、網が付いているのでやめました。

また重要な事が1点。

タンク内ホースの入口よりも出口のホースの位置が低いとホースに弁を付けるか水槽にフタを付けない限り気圧と重力(でしたっけ?)により勝手に水が流れ出てきます。
これは熱帯魚などを飼った事のある方は御存じだと思いますが、60cm水槽などの水を交換するとなると重くでとても水槽を持つ事はできません。
そこで、水槽よりも低い位置にバケツを置いてホースで少量ずつ水を抜いていく手法(上画像)。この原理で水は抜けていきます。

逆にタンクよりも高い位置だと強力なポンプでないと水を揚げる事は難しい。

で、とりあえずは設置してみないと判らないので、下画像の矢印の位置の日産マーク(エアクリBOXとバンパーのすきまのインナーカバー)にφ8mmの穴を開けて取付ました。

ポンプからホースをノズルへ持って来ます。

画像の黄色線で示します(破線はレインフォースメントの下側を意味します)。

長さは...え〜、現車合わせということで...。
とりあえず2mのホースで30cmほどあまりました。
とりあえず動作確認です。
画像をクリックすると大きくなります。

わかりにくいかもしれませんが、水を散水しています。
とりあえず成功です(*^^*)

ノズルを逆さに付けているので、ラジエーターの下側へ散水するようになっています(下画像)。

ラジエーターの上部へ散水するように、もう少し取り付け角度・位置を検討する必要がありそうです。

一応「完成」ということで、エアクリBOXやグリルを元に戻します。
電源はバッテリー直で引きました。
プラス電源を室内へ持って来て、後付けのスイッチでON/OFFします。押している間だけONになるスイッチでもいいと思います。画像の矢印はヒューズBOXで、3Aのヒューズ使用。マイナス線はボディーアース。

手もとのスイッチだけではなく、ファンコントローラーなどでこの散水を制御できるでしょう。
製作費用は5,000円くらいでした。

あと、ポンプの性能ですが、本当に「もうヤバイ鴨ぉ〜(><)」ってときくらいに散布しないとあっという間にタンクの水は無くなります。連続散布はモーターが熱をもつので禁止です。

効果は後付けの水温計を付けていないのでわかりません...(^^;)
後日、水温計を付けたらまた結果報告します。
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