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トヨタのブラインドコーナーモニターカメラ(以下BCMC)を移植しました。 Z32はS30に比べるとロングノーズではないですが、 住宅街などのコーナーミラーの無い見通しの悪い交差点では、夜間は車のヘッドランプで車が来るか確認ができますが、昼間は怖い思いをした事が結構あるので助かるアイテムです。 |
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BCMCが無い場合は画像のように交差点にかなり入らないと左右の確認が出来ませんでした。 少し大げさですが、フロントウインドウから左右を覗き込んだ時の目視可能範囲のイメージが薄い青い部分です。 |
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数年前に画像のような物を考えていました。 CCDカメラ等を使用してのアイデアはあったのですが、どこへ付けたら一番良いか?を考えると、とにかく車の先頭部に物を設置できれば良いわけで、「一番先っちょにと言えばナンバープレートだろう」との考えで、イメージは字光式ナンバーユニットの中にCCDカメラが左右に2つ備え付けた物。要はナンバーベースです。 「特許取れるかも!?」ってかなり調査しました。 同じ案件は無く「これはイケル(取れる)!!」って確信していたのですが、 さいごの最後で、同じような案件を発見(ノд`゜)グスン かなりショックでしたわ...・゜・(Pд`q。)・゜・ ETCのアンテナも車の先っちょに付ければ反応も少しは早くなってバーもその分早く開くんぢゃ?って考えでバンパー辺りに付けようかと思っていたのですが、ケーブルが短くて却下!!(;´-ω-)=з |
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まぁ、特許は取れませんでしたが、いずれにしても欲しいアイテムだったので色々考えていました。 画像の赤色部がカメラで確認可能な範囲で、青色部が目視可能な範囲です。 お分かりのように、交差点にほとんど進入しなくても左右の確認が出来ます。 |
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カメラ2つ備え付けるにしてもモニター1つで確認したいし、 カメラ単体も結構高価だし、どうすっかなぁ...(思案)。 「とりあえずは左側通行だから右だけ確認できればいいや」と、カメラを購入してフロントサイドマーカーに埋め込む予定で製作してました。 液体アクリルでレンズのフラット化(レンズカットフラット化)をしていたのは、この為でもあったのです(爆) しかし、レンズのフラット化は難しいのと、レンズボディーのメッキ化など面倒だったので諦めました(爆) |
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んで、「トヨタ車はこの手のアイテムを結構前からやっていたなぁ」と、トヨタ車のカメラを流用する事にしました。 1つのカメラでイプサムは左右2画面、エスティマ&アルファードは左右2画面プラス下側の3画面映す事が可能です。 下側の画像は不用だったのでイプサム用のBCMCをオークションで購入。 新品は結構な値段します...。 画像の純正コネクターは使わないので赤線あたりでカット。 やはり流用する人が結構いるようで、コネクターも売ってました。 6V電源と映像の4芯です。 |
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カメラは6V動作なので、6Vにしてやらなくてはいけません。 ですので、オーディオQさんで6V出力の3端子レギュレーターを購入。 キットなので自分でハンダ付けする必要があります。 |
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説明書もありますし、難しいハンダ付けの回路ではありません。 赤色四角部は基盤をカット。 画像のように、12V入力→6V出力で、0.5Aのヒューズを付けました。 説明書には「0.2Aのヒューズ...」って記載されていましたが、0.2Aのヒューズってなかなか売ってなくて...。 とりあえず0.5Aのヒューズです。 最終的に、この6V出力をBCMCの電源ケーブルにハンダ付けします。 電圧差があるのでヒートシンクは結構熱くなります。 |
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ちゃんと6V出ているのかテスターでチェックすると、 5.99Vをマーク。 使用には問題ない許容範囲です。 ACCから電源を供給すると、常時カメラが動作して3端子レギュレーターのヒートシンクも熱くなりますしエコロジーではないので、使用する時だけ電源が入るようにトグルスイッチ等でスイッチングするようにした方が良いでしょう。 |
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部品が揃ったので、動作するか確認。 また、カメラの取り付けもテレビモニターを見ながら位置を決定。 カメラの設置場所にも悩みました。 「違和感なく純正っぽく」がyamanaoの売り(?)なのですが、 Zのデザインが完成されているので、付ける場所が無いのです...。 フロントガーニッシュに取り付けるのが高さ的にも理想なのですが、 ノーマルガーニッシュに穴開けて付けるのもね...。かっちょ悪い...。 かと言って、ダクト付きのガーニッシュをわざわざ買うのもね...。 仕方ないので、現位置に決定。 物凄く「後付け感」ありありです(爆) カメラの取り付け方は盗難防止の為にヒミツ。 普通には取り外し出来ない仕様になってます(謎) |
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さてさて、車に取り付けです。 カメラのビデオケーブルは何でも構わないですが、テレビモニター側の入力はRCA端子ですよ。 自分は秋月電子通商で買ったケーブル(5m)とRCAピンを使用。赤線部でカットしてBCMCとハンダ付けしました。 ビデオケーブルならなんでもOK。 |
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ビデオ入力が1系統しかないテレビモニターの場合は、画像のような切り替え機もあります。 「ナビで使っているから、これ以上入力できないしなぁ...」との方でも問題解決です。 オークションで購入しましたが、自分のテレビモニターには不用でした...。 中にリレーが入っているだけですが...。 ・NCはナビの入力 ・NOはカメラの入力 ・COMは出力です。 12Vが入力されるとNC→NOの画像に切り替わる物です。 バックモニターとかで通常使用する物です。 12V入力できればよいので、トグルスイッチでACC電源入力させれば手動で切り替え可能です。 これがあればモニターは1台でOKですね。 |
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実際の映像です。 カメラはCCDではなくCMOSのようであまりきれいな画像ではありません。 画像の時の車の位置は... |
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この位置になります。 壁の位置でおわかりになると思います。 当然ですが、目視での確認は必要です。 |
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(2007.1.28追記) 純正車高でさえ、「前方向駐車」する場合、輪留めにバンパーをヒットさせてしまう心配があります...。 やはり下方向も確認出来た方が良いに決まってます。 で、オークションにて3方向タイプのカメラを2万円で購入。中古ならもっと安いですよ。 |
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取り付け位置は、2方向と同じ場所。 配線のやり直しだけなので、1時間ほどですみました。 黒色にして正解。 白色だと一番上の画像のように目だってしまいます。 |
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モニター上半分が、左右方向の画像で、下半分が下方向の画像です。 下方向の画像、赤↓の位置に目印のレンガを置いてみました。 この位置だと... |
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車はこの位置になります。 まだ10cmくらいは余裕がありますね。 元々はこの位置に付けるのではないので、バンパーが写っていません。 ですので、寸留めは無理です...。 バンパーが写りこむようにするには、カメラの位置を後方へ下げるが、前へ傾けるかですが、両者共、左右方向の画像がおかしくなってしまうので、この位置しかないようです。 |